再婚して新しい家庭を築くとき、
「まずは子どもの気持ちを最優先にしたい」
そう思うのは、とても自然なことです。
そして、それはあなたが本当に優しくて、愛情深い人だからこその想いです。

でも、気づけばパートナーとの会話が減っていたり、ふたりの時間を持つことに罪悪感を抱いていたり。
「私はこのままでいいんだろうか」と、心の中で揺れ動くことはありませんか？

今回は、「子どもを大切にしたい」気持ちと、「パートナーとの関係も大事にしたい」という間で悩むあなたに、四柱推命の視点からやさしくヒントをお届けします。

子どもを優先するあまり、愛が片方に偏ってしまうとき
再婚に限らず、子育て中の親にとって、子どもの存在はとても大きなものです。
特に母親は、「子どもを安心させたい」「環境の変化に不安を感じさせたくない」と思えば思うほど、無意識に自分の時間や感情を後回しにしてしまうことがあります。

でも、パートナーは時にこう感じているかもしれません。

「自分は家族の中で必要とされていないんじゃないか」
「子どもがいなければ、もっと話せるのに…」

そう、あなたが子どもを大切にするのと同じように、パートナーもあなたに心を向けてほしいと思っているのです。

四柱推命で見る“愛情のバランス”と「どこにエネルギーが向きやすいか」
四柱推命の命式を見ると、「どこに愛情や意識が向きやすいか」「誰に尽くしやすいか」といった“愛のバランス”の傾向が見えてきます。

たとえば──

「印綬」「食神」 が強い命式の人は、子どもや家族に自然と意識が向き、守ることに愛を注ぐタイプです。とても優しく、面倒見がよい反面、「自分の幸せは後回し」にしやすい傾向があります。
一方で、「正財」「正官」 の星が強い命式を持つパートナーは、秩序や安定、役割を大切にするため、「家庭内でのバランスが偏っている」と感じると、孤独や疎外感を感じやすい傾向があります。
つまり、子どもを優先しすぎてしまう時、パートナーとの関係に“すれ違い”が生まれるのは、命式の星が示す自然な傾向ともいえるのです。

それは「間違っている」わけではなく、「そうなりやすい傾向がある」と理解するだけで、自分を責める気持ちがふっと軽くなることもあります。

パートナーとの関係は“家族の土台”
子どもにとって安心できる環境とは、
「親が機嫌よく、穏やかにしている」ことでもあります。

あなたが心のどこかで「パートナーにもう少し寄り添いたいな」「会話を増やしたいな」と感じているなら、それはとても素直で大切な気持ちです。

少しずつでいいんです。
たとえば…

子どもが寝たあとに5分だけ会話する
「ありがとう」と言葉にして伝える
パートナーの命式を見て、どんな愛情表現が心に届きやすいのかを知ってみる
そんな小さな積み重ねが、ふたりの関係を少しずつ温めてくれます。

あなたが幸せになることは、子どもにとっても幸せ
「子どもが第一」という気持ちは、とても尊いものです。
でも、あなたが笑っていられることも、子どもにとっては同じくらい大切です。

四柱推命は、「自分はどう生きると自然か」「どんな愛のかたちが合っているか」を教えてくれます。

子どもとどう接すればよいか
パートナーとどんな距離感で向き合えばよいか
自分の「幸せのバランス」がどこにあるのか
それを知るだけでも、心がぐっと楽になることがあります。

まとめ：すべてを完璧にしようとしなくていい
家族の中で、母として、パートナーとして、自分として──
すべてを完璧にこなすなんて、無理なことです。

でも、あなたの「家族を大切にしたい」「みんなが笑顔でいてほしい」という気持ちは、すでに大きな愛として届いています。

四柱推命は、そんなあなたに「力の抜きどころ」や「自然な愛の形」をそっと教えてくれます。

子どもも、パートナーも、あなた自身も、
ちゃんと愛されていて、ちゃんとつながっていける。

そのペースを見つけるために、少し立ち止まって、自分の心を見つめてみませんか？